産経新聞平成17年8月10日掲載 え〜美タミン NO.41

「感じる!ガンダム世代の未来」
天保山のSUNTORY MUSEUMで開催されている
『GUNDUM GENERATING FUTURES・来るべき未来のために』(31日まで)に行ってきた。
ぶっちゃけて言うと、"機動戦士ガンダム展"。
けど、フィギュアがズラ〜っと並んでいるわけではない。
ガンダム世代のアーティスト達が、『戦争』『進化』『生命』をキーワードに、作品を発表している。
と言っている私は、ウルトラマン世代。
ガンダム世代とは多少ズレがあるのだが、楽しめるだろうか?

てなことを考えながら、いざ会場へ足を踏み入れてみると・・・、いきなり凄ぉーい!
真ん中にコアファイター(宇宙船)が展示してあり、
前の七面のスクリーンには、眩いばかりの宇宙映像が広がり、
知らぬ間に体が宙に浮き、導かれてゆく。
これは生西康典他五名による『Breathe upon the Universe』という映像インスタレーション作品。
スペースシャトルごっこできるやん!と思いつつ次へ。
細い通路を抜け、次に現れたのものは・・・・でっ、でかぁーい!
何と二百八十×四百×六百センチの西尾康之の彫像『crash セイラ・マス』。
・・・以前一.五センチ程度の作品も見たことあるし、作風幅広いなぁ。
(以下、感じたままを短くお伝えします)。
★会田誠『ザク(戦争画RETURNS番外編)』<アクリル・オイル>
未来の戦争絵図。匂いまで伝わってくる。

★小谷元彦『胸いっぱいの愛を』<レーザープリント>
死の収容所跡のような世界。中央の女兵士の存在感が凄ぉーい。

★ニュータイプテクノロジーラボ『サイコ・コミュニケーター・システム』<ミクスト・メディア>
体験型。自分の視界と相手の視界が入れ替わる!?テレパシーが通じたら、貴方もニュータイプ!

★天明屋尚『RX-78-2 傾奇者 2005 version』<アクリル・金箔>
屏風絵風。ガンダムデザインって、ヨロイ姿からきてるんや!

他に写真作品やガンダム筆!?など、すべてご紹介したいのですが、
残念ながらお枚数がきたようで・・・デンデン!
アートの愛・小地球博。
まっ、難しく考えずに感じましょうよ、アートな未来を!