産経新聞平成17年3月16日掲載 え〜美タミン NO.21

「トラとウマとリスがやってるバー」
六本木の芋洗坂に『トラウマリス』というアートバーがある。
バーのオーナーは、ライターの住吉さん(トラ)、同じ一階でギャラリーを営む吉井さん(ウマ)、
精神科医で美術愛好家の岡田さん(リス)の三人。
三人との出会いは、府中市美術館でのレセプション。
作家の太郎千恵藏さんが「私の作品をコレクションしてくれてる岡田さんです」と紹介してくれたのが最初。
私が名刺を渡すと岡田さんが「家から数点出品してるんで見てください」。
えっ、美術館にコレクションを貸し出している!凄い。

その後、岡田さんが紹介してくれたのが、吉井さんと住吉さん。
皆さん私と初顔ということもあって、興味津々。
すると突然、住吉さんが「私が担当している愛好家のお部屋を紹介しているページで、まだ関西の方を掲載していないんで、
是非是非お部屋を取材させていただけませんか?」
私の部屋が、あの憧れのページに!そしたら、
もうすでに掲載済みの岡田さんが「いいねぇ〜それ!イッときましょうよぉーおかさん!!」
数ヵ月後私は…イッてしまいました。

それから、東京へせっせと足を運ぶ日々が続いていたある日、
住吉さんからメールが届いた。
「今度青山のスパイラルで、おかさんと私と岡田さんでアートトークしませんか?」。
なっ、なんてありがたいお話!
それがキッカケで、いろんなアートイベントへ出演するようになり、
トラウマリスにも行く機会が増えていった。
店に入ると、シブい岡田コレクションが並び、住吉ママが接客したり、
隣のヒロミヨシイギャラリーがガラス越しに覗けたりする。

週末には、超レアもんlive、ナビゲーターを招いての深夜の森美術館ツアー、
官能的な朗読ナイトがあったり、カウンターでは「ロケットエンジン譲ってくれる人知りませんか?」と語っている作家!?
がいたり…、うーん、深すぎる。
あぁ、トラウマなリスになってしまいそぉ〜。
こんなARTバカな私のHPができました。
http://www.okakenta.comです。ぜひご覧ください。