産経新聞平成17年2月16日掲載 え〜美タミン NO.17 

「石橋ワールドに口あんぐり」
石橋義正さんとの出会いは、二○○○年、
キリンプラザ大阪での「キュピキュピ・ワンミリオン・スーパー・デラックス」でのレセプション。
石橋さんは、ド派手なパフォーマンスイベントや映像などでアートを表現し、
常にセンセーショナルな"美"を私に注入してくれる。
そんな石橋さんと、意外なところで出くわしたりする。
仕事先の岡山で、必ず立ち寄る"room op8"というギャラリーカフェがある。
店に入ろうとしてたら、中からオーナーのミスダイヤモンドさん(DJネームで本名は不明)が慌てて出てきて、
「今、石橋監督が来られてるんですよ!」…えっ!?岡山でバッタリやなんて…。
"アーティストとオーディエンス"、お互い立場は違うが、
感性が"art"というもので繋がっているから、行くところも同じ…。
そう考えると何ら不思議ではない。
「偶然ですねぇ〜」なんて言いながら、アート話や岡山の面白話で盛り上がり、
ふと時計を見ると出番の十五分前。慌てて岡山三丁目劇場へ戻り、そのままのテンションで舞台へ。
その時の漫才は、私がハイテンションになりすぎ、相方をおいてけぼりにしてしまったことは、言うまでもない。
それから石橋さんとは、マニアックなclubイベント!?や、
京都のお茶屋さんでの企画展(石橋さんは映像で参加)などでお会いし、
気分はまさに、キュピキュピ!パラピラ〜ン!
そして、昨年から開催されていたキリンプラザ大阪での「マイキーズ・アタック」では、
マネキンにアフレコをつけて、ナンセンス・アメリカン・ホームドラマ的な面白さを表現。
一階には、三百円ガチャガチャやマイキーズ・カフェ。
四階では、キャラクター達による映像とライブショー!?
六階では「ワー!マイキー2002・2003」の上映。全階制覇し、気がつきゃ口が半開き!?
その"マイキーズ"で何よりも驚かされるのは台詞のテンポ。
風のようなキレのいいスピード感に私は、一足早い春一番を感じた。
♪は〜るよこい、は〜やく石橋さんの次回作よぉ〜こい♪。