産経新聞平成16年11月10日掲載 え〜美タミン NO.5
「ロン様に会えた!」
私にとってアートとは、感性を磨いてくれて、人と人を繋ぐ架け橋になるもの。
今回は念ずれば夢叶うというお話。心斎橋をブラっとしていると、絵画展が開催されていたので覗いてみることに。
中へと進んでいくと、何やら聞きなれた曲が・・・。これストーンズの♪ミス・ユー♪やん。
何で?とキョトンとしていると、横からスタッフが「これはローリングストーンズのロン・ウッドが描いた仲間のメンバー、
キース・リチャードのリトグラフ作品です」。うわぁー、キースがドクロの指輪をして煙草挟んで頬杖ついてる。
この作品欲しいなぁ〜。という訳でロン様の版画をGET!超満足。
そんなある日、知り合いから一本の電話。何とロン様が、神戸のホテルで行われる巡回展にいらっしゃるとのこと!
やったぁー、作家に会えるぞ!そして当日、ついにロン様が登場!会えたぁー、嬉しい!けどロン様までは・・・遠い。
そうこうしているうちにイベントは終了。あぁ、ロン様にもっと近付きたい。
そう思いながらロン様の控え室近くをウロチョロしていると、
ロン様のスタッフが私に声をかけてきて「君が大事そうに持っているのは何だい?」
実は、サインしてもらおうとロン様の作品を持参していたのです。そしたらスタッフが
「いいよ。こっちへおいでよ」と信じられないようなお言葉。そして私は控え室に通され、目の前にいたのはあのロン様!
うわぁー、生っ!しかも近っ!ロン様は気軽にサインをしてくれて握手までしてくれました。
あぁ、何かお礼をしたい・・・これや!
で私がしたのは得意のドナルドダックの物真似。
これが大ウケ!全員が涙を流しながら笑いだし、そらもう楽屋は大騒ぎさぁー!
あれからロン様の作品を見る度に思うことは、自分だけのドラマがそこにはあるということです。
一転の作品から生まれる一転、そして気が付けば心が一天。そう、ジャンピンジャックフラッシュ!
最近ロン様がドナルドダックに似てきたなぁと感じるのは私だけでしょうか?